こんにちは、新築住宅事業部の新(あたらし)です。
このブログでは、初めて記事を書きます。これからもよろしくお願いします!
皆さんは「ロングライフデザイン」という言葉を聴かれたことがあるでしょうか。
私が初めて知ったのは、
ナガオカケンメイさんという人が「D&DEPARTMENT」というお店で、
昔からあるイイ感じの製品(家具や照明、雑貨、文具、食器、服、靴などなど様々なジャンル)を、
これからの時代もしっかりと残していきたいという想いで取り扱っている。
そのような活動の象徴的な言葉として でした。
そもそものキッカケは、
JR中央線の立川駅「ecute」の中に「D&DEPARTMENT」のお店があって(今はありません)、
ふと立ち寄った時にこのボールペンを見つけたことでした。
40代半ば前後の男性なら、多くの人が知っていると思います。
「BOXY」(三菱鉛筆)のボールペン。クラスの大半の男子が持っていましたね。
ちなみに、これをどのように使っていたかというと、
文字も書いたと思いますが、ノックを弾いて「スーパーカー消しゴム」を飛ばす!
という遊びをしていました。
ノックを押し込んだ状態でBOXYのロゴの横にあるオレンジ色のボタンを押すと、
ノックが勢いよく出てきて、その力でスーパーカーの消しゴムを弾き飛ばし、
どれだけの距離を飛ばせたかを競うという内容で、
誰が始めたかはわかりませんが、当時のスーパーカーブームと共にこれが大流行!
消しゴムの下の部分に接着剤を塗って乾かすと滑りが良くなるとか、
ノックの部分を外して中のバネを伸ばしたり、他のボールペンからバネだけを抜き取って、
バネを二重にするという禁断の改造まで。色々なアイディアで記録を伸ばしていきました。
・・・という楽しかった思い出が、この一本のボールペンで鮮やかに蘇りました。
このボールペンをデザインした方は、
まさか、そのように使われるとは思っていなかったでしょう笑
大人になった今、さすがにスーパーカーは飛ばしませんが、
改めて手にしてみると、実にシンプルなデザインで、
必要な要素だけがしっかりとカタチになっていて、持ちやすい。書きやすい。
完成度の高い、ボールペンだなと実感しています。
私の中で、30年以上前のデザインのモノを使っていることはとても少ないですが、
本当に確かなモノは時を経てなお、色々な思い出と一緒にこれからも使われ続けていく。
このボールペンを手にすると、そんな想いを新たにします。
昨年、紙やプラスチックに替わる新素材として注目されている「LIMEX」(ライメックス)を
素材に使ったボールペンが三菱鉛筆から発売されたのですが、
そのデザインが、BOXYのボールペンと全く同じであるのを見て、
次の時代のロングライフデザインへ、続いていってほしいという願いが込められているのではと、
思わずにはいられませんでした。
そして昨年の11月、ナガオカケンメイさんの話しを聴く機会に恵まれて、
ライブで「ロングライフデザイン」について、聴くことが出来ました!
小泉誠さんとのスペシャルトークセッションという形で、
色々なシゲキがあって、面白い内容で、とても良かったです。
https://jiroars.hatenablog.com/entry/2019/11/20/235810
皆さんの中でも、
身の回りにあるこれからも長く使っていきたい、お気に入りのデザインのモノってありますか。
それでは、また。