自宅の庭でビオトープづくり(続編)|いとう家の住宅

こんにちは!広報の吉川です。
私事ですが昨年末に第二子を出産いたしまして育児のためにお休みをいただいておりましたが、4月末から復帰いたしました。皆様には取材やイベントなどでまたお会いさせていただくこともあるかと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。

さて、先日夫の伊藤が「いとう家のビオトープ(https://aiba-blog.jp/archives/4536)」についてご紹介しましたが、その続編記事を書かせていただきました。
外やお庭で過ごすのも心地よい季節になってきましたので「自宅のお庭に小さな池やビオトープをつくってみたいな」と考えている方がいらっしゃれば、参考にしていただけたら嬉しいです!

※今回は虫や爬虫類などの写真もあるので苦手な方はご注意ください

はじめたきっかけ

ビオトープをはじめたのは「子どもと一緒に生き物を身近に感じたり観察したりしたい!」という想いから。
デザインとしては、小林賢二さんに造園いただいたお庭の雰囲気を大事にしたかったので、湿地帯のような本格的なビオトープにするのはバランス的に難しく、そもそもスペースが限られている。石鉢を置くのは合いそうだけれど、地面から高さがあると他の生き物が行き来しずらい…など、いろいろ考えた結果「水鉢を埋めて小さな池にしよう!」と決めました。

ビオトープDIY施工の様子

 

最初はメダカ4匹とタニシ1匹、水草のアヌビス・ナナを入れて、今年の3月下旬頃からはじめたビオトープ。
設置してから1ヶ月ちょっとが経ち、【やってみて良かった】ことや【改善が必要だった】と思うところをご紹介していきます。

やって良かった!

(1)いろんな生き物がやってくる
カナヘビやダンゴムシなど多様な生き物が水を飲みにくる様子を観察できるようになりました。ダンゴムシ大好きな長男も嬉しそうです。
飼育後1ヶ月ほどでメダカとタニシが出産し、昨年末出産した私としては同じ母という親近感が芽生えたり(笑)、エビやホテイソウ、近くの池で捕まえたオタマジャクシも数匹仲間に加わり、いっそうにぎやかなビオトープになっています。

水を飲みに来たカナヘビ。(水を飲むシーンを目撃するもスマホを持っておらず、広報として決定的瞬間を逃してしまって悔しい。。)

(左)ビオトープにおすすめの水草ホテイソウ。/(右上)水の中をきれいにしてくれるお掃除屋さんのミナミヌマエビ。/(右下)どうやら妊娠中だった1匹のタニシからたくさんの赤ちゃんが産まれていました!

長男が近くの池で捕まえた、おたまじゃくし3匹をビオトープに入れました。

 

(2)維持管理が楽!
以前室内で金魚を飼っていたこともあり、当初は家の中に水槽を置くのも良いのではと考えましたが、小さな子どもが2人いる状況では維持管理も大変だなと思いとどまりました。
ビオトープなら水替えや掃除はほぼ不要とのことで、水が蒸発していたら庭のシャワーホースでちょっと足したりする程度(カルキ抜きも不要)でOKなので、個人的には室内水槽に比べてとても楽だなと感じています。

(3)毎日の楽しい日課に
メダカがご飯をパクパク食べる様子が可愛らしく、餌やりが家族の日課に。
余談ですが、朝保育園に行き渋りがちな長男も、餌やりからご機嫌で車に乗る流れができて登園もスムーズに。

毎朝の餌やりが日課に。

その一方で・・・改善点

(1)ダンゴムシの悲劇
これは全く想定していなかったのですが。
水鉢を地面に埋めて生き物が行き来しやすくなった分、ダンゴムシが水を飲みに来てそのまま水の中に落っこちてしまう事件が多発しました。登れずに溺れてしまい、そのままお亡くなりになっていることも…涙。メダカへの餌やりと同じく、水没しているダンゴムシをスプーンで救い出す作業も日課となってしまいました(平均で1日5匹くらい沈んでいる)。この時は育児休業中で家にいる時間が長かったため毎日対応できましたが、職場復帰してからもこれではさすがに管理が大変すぎるのでなんとかしなくては…と。
水没しているダンゴムシを観察すると、ほとんどの個体が水中のできるだけ高い場所(石や流木など)に登ったものの逃げ道がなくその場で動けなくなっていました。そこで、流木を斜めに立てかけて陸地への逃げ道をつくりました。本当は陸地と水中の中間領域的な浅瀬をつくれるのがベストな気がしますが、小さな水鉢では難しいのでいったんこれで様子を見ることに。するとその後、水没するダンゴムシは激減!水の中に落ちても流木を伝って自力で陸地へ脱出しているようです。これで一安心!

(左)水中の高い場所で動けなくなっているダンゴムシたち。/(右)流木を立てかけて陸への逃げ道をつくる

 

(2)アヌビス・ナナの避難
何も下調べせずに「見た目が素敵!」と勢いで買った水草「アヌビス・ナナ」。あとから調べてみると、夏場は水温が高いと葉が溶けることがあったり、水の流れがないと茎の間に汚れが溜まって腐ってしまうとのこと。
とはいえ物は試しに…とビオトープに入れてみたものの、やはり何枚かの葉が溶けたり弱ってきたりしてしまいました。
というわけでアヌビス・ナナはいったん丸瓶に入れて室内観賞用に。これはこれで涼しげで良い感じです。

最初は流木と一緒にビオトープに設置していたアヌビス・ナナ。現在は丸瓶に入れて室内鑑賞用に。

身近な庭の中で楽しめるビオトープ

たった1ヶ月の間にも色々な生き物の観察ができてとても興味深かったです。
これから夏・秋・冬と様々な変化が出てきそうな我が家のビオトープ。またどこかのタイミングでその後の様子をご紹介できたらと思います。
また、ビオトープをやっている方がいらっしゃったら是非いろいろ教えていただけたら嬉しいです。

   ▶︎これまでの「いとう家の住宅」ブログ記事一覧はこちら

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ちなみに、完全に余談ですが。笑
いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」(https://biome.co.jp/app-biome/)というスマホアプリがあり、最近ハマっています。身近にいる様々な動植物を調べたり、写真を撮って図鑑にできるリアルポケモン図鑑のようなアプリです。庭のお手入れがてら、お散歩がてら、身近な生き物の名前や生態を知ることができてとても楽しいですよ。

記:広報 吉川碧

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