こんにちは!家づくりガイドの新(アタラシ)です!
新年度、新学期がスタートして一か月。慣れない環境で色々な事もあると思いますが、
GW明けでは、まだまだどうなるかわからない事の方が多い気もします。
少し長い目で見てみた方が理解も深まるし、新しい発見もきっとあるんじゃないかと。
ということで、
16年目という未来の様子をご紹介しているこのシリーズ。
今回は、最近の相羽建設でも使っている左官仕上げの壁「薩摩中霧島壁」です。
まず、薩摩中霧島壁(サツマナカキリシマカベ)ですが、
詳しくは、高千穂シラス㈱のページをご覧ください!
この「シラス」とは、
大昔に噴火した火山のマグマが冷えて堆積したもので、降ってくる火山灰とは違い、
マグマの成分が多く残っているもの。超高温で焼かれた天然の高純度セラミック!
正直なところ、どこまでも細かく理解出来ていない部分もあるのですが、
地球の力でつくられた、天然かつ、色々な機能をもっているスゴイ素材、です。
ということで、
実際の感じはこちら。うちのとある壁です。
これからのお客様から良くあるご質問が、「キズ」とかって大丈夫ですか、ということ。
結論から言うと、
「キズは入ります!!」(明確に「削ろうという意思」があればなお更)
例えば・・・
これは、さっきの写真のすぐ近く。
この壁は、リビングのソファの後ろ側なのですが、
このキズは・・・
この春から中二になった長男が小さい頃に、転んで前歯が欠けてしまったことがあって、
なんか違和感があったのが、その前歯を壁で研ぐ?? ような時期があって笑
ウソでしょ~ と思われるかもしれないですが、ある日現場をおさえたので間違いないです笑笑
他にも何か所かありますが、
ガリガリ削ってやろう、ほじくってやろうといった明確な意思が無ければ、
上のキズの頃の長男にはそんな意思も無かったと思うので笑、そういったアクシデントはありますが、
キレイなまま保たれていきます。
うちの中で、一番当時のままなのはこの壁かな。
これは階段部分なのですが、なんでキレイなのかと言えば、
みんな、この縦の手すりを握って階段の内側を降りていくからじゃないかと。
(これを握ると、高速ターンも可能!)
我が家の様子は、当然ですが私たちの家族の過ごし方によるので、
年数が経った時のようすは、それぞれのお住まいで差が出てくると思います。
また、左官屋さんの「手」仕事なので、
コテの跡、刷毛引きの線は、これも全く同じというものはありません。
そういったこともろもろのことが、愛着だなあと感じられる方にはオススメの素材です。
もうずいぶん慣れてしまっているので、いちいち感じませんが(贅沢ですね)、
調湿作用やニオイがこもらないといった機能面があるので、過ごしやすいということや、
そう、これは本当にそうだなあと実感しているのは、
「壁にホコリがたまらない」ということ。
これは、テレビの後ろ側の壁ですが、写真を撮るためにホコリを取ったりはしていません!
壁が静電気を持たないので、
ホコリがつかない、つきにくいとされていますが、確かにそうなっています~
つむじにあるi-worksモデルハウスでも、年数の経った中霧島壁のようすが見れます。
写真だけではお伝えしきれない実際の感じを、確かめにいらしてください。
それでは、また!
(記:家づくりガイド 新 次郎)