こんにちは!広報の伊藤です。
皆さんは家の乾燥対策や加湿器選び、どんな風にされていますか??
全館暖房で足元から家中が温まる一方で
今年の冬は暖冬とはいえ、年末が近づくにつれ寒くなってきて、自宅ではAIBA現場監督の渡邉さんや麻生さんと小出さんが職人さんと施工してくださった「パッシブエアコン」が全館空調として家全体に暖房をしてくれています。
足元から室内全体が暖かく快適なのですが、11月頃から、家のどこかから「ピシッ」「バキッ!」という何かが割れる音が響く様になりました。
ログハウスや木造ドミノ住宅では、室内で露出している構造材や木材が乾燥で割れると言われるのですが、いとう家で割れていたのは面材で活用されているJパネルでした。
三層ある内の一層に長めのヒビ割れが入る形で、構造として強度が下がる訳ではないものの、割れの音が家に響く回数がどんどん増えていく中で「家中のJパネルがヒビだらけになってしまうかも、、」とドキドキしたり、湿度も30%台前半で乾燥し喉の調子も優れず、乾燥しすぎは風邪やインフルエンザにかかりやすくなるということもあり、先日加湿器を導入することに。
スチーム式で清潔な蒸気を
加湿器にもいろいろな加湿方式があり、いとう家では「スチーム式」というお湯を沸騰させて清潔な蒸気を放出するという象印マホービンの製品「象印EE-DD50スチーム式/木造8畳・プレハブ13畳」を購入。YouTubeやWEBで調べて選びました(加湿器の購入レビューには「全館空調のお住まいで加湿器を活用して快適になりました」という投稿も)。
象印と言えば魔法瓶ですが、まさに魔法瓶型のデザイン。決め手はお手入れがかんたんなことや長年使えそうなこと(国民的ブランド)と水の容量、子どもがいても安心なチャイルドロック。色は室内にあわせて白を選びました。(製品ページのリンク)
購入後数日は8時間あたり4リットルのお湯を沸騰させて室内に蒸気を送り出す加湿器を日に3度運転させて、合計12リットルの水分が加湿されることで、室内の湿度も40〜50%台になり、快適になったのでした。
ちなみに電気代は象印HPでは強運転で1時間当たり約11円(税込)だそう。例えば強運転で1日10時間だと1日110円、毎日使ったら3,300円(※電気代は1kWhあたり27円(新電力料金目安単価)を基に算出)。強運転でずっと使用することはあまりないと思いますが、気化式やハイブリッド式などと比較するとやはり電気代は高めになりそうです。
湿度が安定してからは加湿は「中運転」に調整。一階はキッチンや浴室、グリーンがあるので加湿器はなく、主に2階で稼働させています。「全館空調で乾燥 加湿器」と検索すると、さらに大型の加湿器や加湿方式も多様なものからおすすめされていて参考になります。我が家ではまずは今回のスチーム方式の加湿器を導入して様子を見ていきたいと思います。
冬の寒さとと共にやってきた乾燥を加湿器で整えたところ、喉や肌の乾燥だけでなく、床やJパネルの表面まで触り心地が良くなったことを実感した出来事でした。
後日談
OMソーラーの伊藤祐介さんやAIBA設計スタッフ中村健一郎さんにもお聞きしたところ、「OMソーラーやパッシブエアコンを搭載した家に限らず、エアコンなどで室内は乾燥しやすく、加湿器や室内干し、グリーンで湿度を安定させる工夫はした方が良いですよ」と教えていただきました。
実際に木の家に住みはじめて本格的に迎える冬。乾燥対策や冬の家での過ごし方の工夫を考える機会になりました。
乾燥しすぎという課題をクリアし、ほっとしてウッドデッキを眺めるとすっかり紅葉した植栽を眺めることができました。
2024年2月に「いとう家の住宅」見楽会を開催予定です。
1年経った冬のいとう家へ、是非見学にいらしてくださいね。(詳細はイベントページで後日公開します!)
記:広報 伊藤